大河ドラマ『青天を衝け』で町田啓太が好演!幕末随一のイケメン「土方歳三」はどのように箱館で戦った? (2/11ページ)
陸軍奉行並・土方歳三
類稀なる歳三の用兵術と、戦いの経験は旧幕府でも随一だったようです。
同年12月、旧幕府軍は蝦夷地に箱館政権を樹立。榎本武揚が総裁にされると、土方歳三は陸軍奉行並・箱館市中取締と陸海軍裁判局頭取を兼任しました。
陸軍奉行は、かつて江戸幕府に存在した役職です。
かつては幕府内において、歩兵・騎兵・砲兵を率いる立場として置かれていました。
正規の陸軍奉行には、旧幕臣の大鳥圭介が就任しています。
大鳥は大坂の適塾で蘭学や西洋医学を学び、江戸の坪井塾で塾頭となったほどの学識派でした。
対して歳三は、大鳥とは経歴が違います。
江戸で天然理心流剣術を学び、京都に上って近藤勇らと新選組を結成、組織運営に非凡な才能を発揮していました。
池田屋事件では、尊王攘夷派による京都大火計画を阻止。明治維新を一年遅らせた、と言われるほどの大巧でした。
新選組は小部隊でしたが、最前線で治安維持活動に従事し、幾多の戦闘に参加しています。
いわば歳三は、実戦で培った経験を買われたと言ったところでしょうか。