大河ドラマ『青天を衝け』で町田啓太が好演!幕末随一のイケメン「土方歳三」はどのように箱館で戦った? (9/11ページ)
こちらにも確たる証拠はなく、憶測の域を出ていません。
源義経が海を渡ってチンギス・ハンになった、という伝説の類と何ら変わりないのが実情です。
歳三のそばにいた沢忠助は、歳三の死を証言しています。
落馬した、という話は敵味方にも伝わっているので、被弾した可能性は高いでしょう。しかし肝心の沢も動向が途切れており、さらなる研究が待たられるところです。
最後に言えるのは、生存説が出るのは人気者の証だということです。
性格まで超イケメンだった!? 土方歳三の人柄とは? 同時代を生きた渋沢栄一らの証言から追う
土方歳三は、旧幕府の立場からしばらくは歴史上でも悪人として扱われてきました。
しかしその評価は正しくはありません。
むしろ歳三は、戦術や調整能力において、薩摩や長州の出身者よりも格段に能力を持っていました。
実際に伊豆の韮山代官・江川太郎左衛門(領地が歳三の故郷である多摩地域)は「豪邁不屈、胆気非常の男」と評しています。
江川は当時は随一の開明家で、反射炉の製造や農兵隊の編成にも関与した人物でした。
新選組は江川の農兵思想に近く、歳三は多分に影響を受けていました。
歳三が持つ、形にとらわれない柔軟な発想は、はやくから周囲に認められていたようです。
さらにもう一人の話を取り上げます。