大河ドラマ『青天を衝け』で町田啓太が好演!幕末随一のイケメン「土方歳三」はどのように箱館で戦った? (7/11ページ)
歳三の思いを感じた市村ですが、申し出に首を縦には振りません。
「私は討ち死にする覚悟はできております。その役目は誰か他の者に命じてください」
歳三は表情を怒らせ、手元に刀を引き寄せました。
「我が命が聞けないなら、今ここで討ち果たすぞ」
凄む歳三に対し、市村はやむなく頷きます。
すると歳三はニコッと笑いました。
「日野の佐藤家は、必ず面倒を見てくれる。気を付けて行けよ」
歳三は市村に、自らの写真と佐藤家への手紙、50両(約500万円)の金を渡しました。
市村が五稜郭の外に出た時のことです。
振り返ると、窓の向こうから自分を見ている人影があったと言います。
「土方隊長だったのだと思います」
市村はそう語り残していました。
やがて市村は武蔵国の日野に到着。佐藤家で歳三の訃報を聞き涙しました。
市村が届けた写真が、現存する土方歳三の写真です。
歳三の写真は、彼の愛刀・和泉守兼定と共に現在も土方歳三資料館(運営は土方歳三の子孫の方)に展示されています。
漫画『ゴールデンカムイ』は本当の話? 土方歳三の生存説は実際していた!? 遺体を埋葬した墓は現在も見つかっていない。
土方歳三は、明治2年5月11日に戦死したー
通説ではそのようにされています。