人間はなぜ尻尾を失ったのか?遺伝子の突然変異だった可能性 (1/5ページ)
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動物界では、尾というものは標準装備で、その存在にはもっともな理由がある。魚にとっては推進力になり、ウシにとってはハエたたき代わりになり、ワニは尾に脂肪を蓄えている。サルは尻尾でバランスをとり、物をつかんだりさえする。
人間も、実は胎児の頃には尻尾があり、この世に生まれ落ちる頃にはそれが衰退して椎骨と融合し消えてしまう。尾てい骨として知られている尾骨が尾の名残だ。
ではなぜ人間は尻尾を持たなくなったのだろうか?その理由がわかるかもしれない遺伝子が特定された。どうやら突然変異による可能性があるという。
・尻尾を失った人間と類人猿
尾てい骨は、進化の過程のどこかでなにかが起こって、人類が尻尾を失うことになったことを示す厳然たる証拠だ。
尾がないのは人間だけではない。ゴリラ、オラウータン、チンパンジー、ボノボなど、いわゆる霊長目ヒト科の仲間は皆、尻尾がない。
テナガザルのような小型のサルにも尾がないものがいる。これはどういうことなのだろうか?
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・もっとも原始的な類人猿は尾を持たなかった
霊長類の最古の化石は、およそ6600万年前の恐竜が絶滅したのと同時期のものだ。このご先祖さまたちには、本格的な尾があり、木が生い茂る森の中で生活するのに手軽に使うことができた。