「鎌倉殿の13人」義時を心服せしめた頼朝の威厳…第2回「佐殿の腹」振り返りと次回のポイント (6/9ページ)
私をとられないように」
姉からシスコンを指摘され、反論できない義時はとりあえず比企屋敷へと向かいますが、その道中に出くわした伊豆権守・堤信遠(演:吉見一豊)に土下座を強要され、泥まみれに。もう散々ですね。
※後に頼朝が挙兵した際、真っ先に討たれるのがこの堤信遠であり、ここでしっかりとヘイトを稼いでいます。
駆けずり回る義時と、女のバトル?そして明かされる佐殿の腹それでもどうにか比企屋敷へ辿り着いてみれば、比企夫妻からは「(頼朝が来ないことで)用意した料理などが無駄になった」「ちゃんと意思は確認したのか」など散々に責められ、八重姫からも八つ当たり。
「私は父に見つかれば自害する命がけの覚悟でここへやって来たのだから、お前も嘘をつくなら命がけでつきなさい!」
等々、とかく面倒ごとばかり押しつけられた挙句に報われることも少なく、ボロボロになって北条屋敷まで帰って来れば、時政がカンカンです。
せっかく新妻を迎えたと思ったら、家族が誰もいなかったことで激怒しており、政子がどこへ行ったかと聞けば
時政「土肥の次郎の(ところ)……」義時「行って来まーす!」
この辺りの呼吸が三谷脚本らしいコメディ調。遠路武蔵国から帰って来たばかりと言うのに、今度は伊豆から湯河原へ。
もう命を狙われている訳でもないので、別に放っておけばよかろうに、この義時は実に忙しく走り回ります。
で、夜通し走ったのか湯河原へ行ってみれば、いるのは頼朝だけで政子はおらず、今度はどこへ行ったかと言えば伊東屋敷。
目的はもちろん八重姫とサシ(1対1)で話をつけるため……いわゆる「女のバトル」ですね。
「伊東から北条へ乗り換えたということか。何もかも」
既に頼朝の気持ちが離れたことを告げられた八重姫でしたが、未練を断ち切るよう努めると約束。
政子と八重姫の静かなバトルは穏便にカタがついたのでした。義時に当たり散らすなど、これまでワガママばかりの印象でしたが、頼朝に対する愛情の深さは確かなものだったようです。