【鎌倉殿の13人】頼朝愛が過ぎる上総広常(演:佐藤浩市)、嫉妬で年甲斐もなく大喧嘩の巻 (3/7ページ)

Japaaan

水干の一例(画像:コトバンク)

「あぁ、いいぞ。さっそく着て見せよ」

頼朝はこういうところ気前がいい(というより、その気になれば何着でも用意できる)ので、快諾して水干を脱ぎ渡します。

「ありがたき仕合せ……佐殿が御自ら下さったこの水干、末代まで家宝と致しまする!」

お下がりの水干に身を包んだ義実は、袖を舞わせて裾をひるがえし、まるで新しい服を買ってもらった少女のように喜んだことでしょう。

「与一、与一よ……見ておるか。これは佐殿より拝領せし水干ぞ。美々しいのぅ。嬉しいのぅ……」

与一(よいち)とは石橋山の合戦で討死した義実の嫡男・佐奈田義忠(さなだ よしただ)。大河ドラマでは割愛されてしまいましたが、第5回「兄との約束」の後に紹介されていましたね。

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