【鎌倉殿の13人】頼朝愛が過ぎる上総広常(演:佐藤浩市)、嫉妬で年甲斐もなく大喧嘩の巻 (6/7ページ)

Japaaan

年若くも毅然と広常に物申した三浦義連。菊池容斎『前賢故実』より

此(かく)の時に爭(いかで)か濫吹(らんすい)を好む可し乎(べしや)。若し老狂之致す所歟(か)。広常之躰(のてい)又物儀に叶不(かなわず)。所存有ら者(あらば)、後日を期す可し。

【意訳】せっかくみんな楽しんでいるのに、つまらんいざこざを起こしなさるな。岡崎殿ともあろう者が、ボケちまったンですかい。上総殿も野暮なことを言うンじゃねぇや。どうしても腹が収まらないってンなら、改めて喧嘩の場所を設定しますが?

義実は義澄の叔父に当たる三浦一族。喧嘩になれば、間違いなく義澄たちも敵に回ることでしょう。

出来れば喧嘩は避けたいが、やるならば一族郎党総力を挙げて相手してやる……そんな三浦一族の気迫に怯んだか、広常もそれ以上はつっかからなかったようです。

終わりに

かくして事無きを得たのですが、ただ美々しき水干をめぐって争ったのではなく、それが「頼朝のお下がり」だったことが騒動の一因となったのでした。

大河ドラマではおそらく割愛されてしまうのでしょうが、今回の広常だけでなく御家人たちがいかに頼朝を愛していたか、それを感じられるエピソードを少しでも盛り込んで欲しいものです。

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