米空軍、月軌道にスパイ衛星を周回させるプロジェクトを発表 (1/3ページ)
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米空軍が月軌道にスパイ衛星を設置し、月周辺の巡視を開始する予定だそうだ。
これまで米国の宇宙ミッションは、地球上空35000キロをカバーしてきた。だが、空軍研究所はそれを10倍に広げようとしている。
米国の活動範囲は1000倍になり、月の裏側からシスルナ(地球月圏)領域まで手が届くようになるという。
・地球と月に挟まれた宇宙すべてを監視
このプロジェクトは、先日、米空軍研究所が公開した「シスルナ・ハイウェイ・パトロール・システム(CHPS/Cislunar Highway Patrol System)」という動画で明らかにされた。
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Cislunar Highway Patrol System (CHPS)
プロジェクトの詳細はまだ不明だが、空軍研究所によると、CHPSは「シスルナ領域おける基礎的な宇宙認識力を実証するための宇宙飛行実験」であるという。
「シスルナ領域」とは地球と月に挟まれた宇宙のことで、米軍はこの間にあるすべてのものを監視対象に置こうとしているのだ。
驚くほど野心的なプロジェクトで、月の周囲に軍の機器を設置する正当性について、いくつもの倫理的な疑問が浮かんでくる。とりわけ現在、再び月を目指し、人類を送り込もうという機運が高まっているのだから、なおのことだ。