【秘話 鎌倉殿の13人】源頼朝最後の男系男子・貞暁(じょうぎょう)の波乱に満ちた人生と北条政子との因縁:その1 (2/8ページ)

Japaaan

(写真:Wikipedia)

大進局(だいしんのつぼね)は、頼朝の御家人常陸入道念西(ひたちにゅうどうねんさい)[伊達政宗の祖とされる]の娘として生まれたとされます。そして、頼朝の鎌倉における邸宅である大蔵御所に侍女として出仕、そこで頼朝に見染められました。

頼朝は、ことのほか大進局を寵愛します。だが、正室北条政子の目を気にして、密かに彼女との関係を続けたのです。逢瀬を重ねるうちに、局は頼朝の子を懐妊しました。しかし、その事実を政子に気づかれてしまうのです。

政子:なに、かの侍女が鎌倉殿の子を身ごもっただと。このままにしておくものか!

政子の激しい剣幕を目にした頼朝は、信頼する側近たちに対応策を相談します。

頼朝:景廉(かげかど)よ。政子の手がのびる前に大進局を信用できる者のもとへ移すのじゃ。

頼朝は側近の御家人加藤景廉(かげかど)に大進局の保護を命じました。景廉は一族である長門景遠の家[鎌倉由比ガ浜付近にあったと考えられる]に大進局の身を移したのです。

 大進局(イメージ)。伊達氏の祖・常陸入道の娘とされるが詳らかではない。

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