【秘話 鎌倉殿の13人】源頼朝最後の男系男子・貞暁(じょうぎょう)の波乱に満ちた人生と北条政子との因縁:その1 (6/8ページ)
はなはだ不快じゃ!
男児の出産を知らされた政子は怒り心頭に達します。怖れた頼朝は出産の儀式を全て省略させました。それでも政子の怒りはおさまらなかったのです。
政子:ええい、不快じゃ、不快じゃ!景遠を呼べ!
政子の怨みは日を追うごとに激しくなり、大進局を匿った長門景遠を激しくなじったとされます。
頼朝:このままでは大進局と赤子の身が危うい。景遠よ、二人を連れて身を隠すのじゃ。その間に、余が政子をなんとかするゆえ。
頼朝は、大進局のために伊勢国三カ山に所領を用意します。そして、母子を鎌倉から逃がす準備をしつつ、政子の説得を試みました。
頼朝:政子よ、そう怒るな。余の跡継ぎは頼家しかおらぬ。かの赤子は、出家させるつもりじゃ。あの者が跡継ぎになるなど余が認めるはずかない。