【秘話 鎌倉殿の13人】源頼朝最後の男系男子・貞暁(じょうぎょう)の波乱に満ちた人生と北条政子との因縁:その3 (9/9ページ)
貞暁もまた将軍家三代の菩提を弔うために三基の五輪塔を建て、46歳でこの世を去るまで源氏一門の鎮魂のために生涯を捧げたのです。
三基の五輪塔は現在「源氏三代五輪塔」として西室院境内の一画に現存しています。江戸時代の享保年間(1716~1736年)の高野山古絵図(西室院蔵)には四基の五輪塔が描かれ、頼朝公墓・頼家公墓・実朝公墓・二位尼墓(北条政子)と記されており、二位尼墓だけは所在が不明となっています。
三基の五輪塔はその形態から、鎌倉初期の同一期に建てられたものとされ、貞暁が建てた五輪塔と考えて差し支えないでしょう。
「源氏三代五輪塔」は誰もが拝観することができます。拝観希望の方はあらかじめ西室院に連絡のうえ、伺うようにしましょう。
貞暁が政子の援助で建てた五坊寂静院。西室院と道を隔てた場所に建つ。(写真:T.TAKANO)
3回にわたり、源頼朝最後の男系男子・貞暁の波乱に満ちた人生を、政子との因縁を交えながらお話をしてきました。長い文章になりましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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