尿道に入り込み内側から食いちぎる肉食魚「カンディル」の恐怖伝説は本当なのか? (4/9ページ)

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 1941年に 『American Journal of Surgery』に掲載された報告は、地元で暮らす13歳の少年の事例についてこう説明する。
カンディルが男性器に侵入してからすでに30分が経過。ズボンは血まみれで、足にまで流れ、かなり痛そうだった。バーンズ氏はウィトの果汁が効かないのではと心配しており、そうなれば薬はないと述べた。

彼は地元の習慣に従って治療するよう提案し、地元民にすぐに果実を採りに行かせた。果物を手に入れるためには400メートルもある川を渡らねばならなかった。

熟れた果実ならたくさんあったが、治療に適さない。男たちはまだ青い果実を持ってきて、それを煎じ、まずい薬を1パイントとほど少年に飲ませた。

もちろんさまざまな強さのものが用意された。翌日、失血が少年が衰弱していると報告を受けたバーンズ氏が彼の家を訪ねると、薬を飲んでから2時間でカンディルが抜けたと告げられた。

少年はまだ軽く出血しており、排尿にも痛みを伴ったが、完全に回復した
 あまりの危険さに、現地の住民はカンディルから身を守るありとあらゆる手段を考案している。

 英国博物館の魚類学芸員は、19世紀の医師バッハ博士が残した記述を次のようにまとめている。
カンディルという魚は、ジュルア地域の住人からひどく恐れられていた。彼らは身を守るために性器をおおうカバーなしでは滅多に川に入らなかった。

カバーはココナッツの殻で作った鞘で、排尿のための小さな穴が開いている。椰子の繊維の袋のようなものに入れられおり、それを同じ素材で作られたベルトから吊り下げる。

カンディルは尿に引き寄せられる。尿道に入ってしまえば、エラ蓋に棘が生えているせいで引き抜くことはできない。

膀胱への侵入(炎症や死に至ることすらある)を防ぐ唯一の方法は、直ちに陰茎を切断することだ。
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