尿道に入り込み内側から食いちぎる肉食魚「カンディル」の恐怖伝説は本当なのか? (8/9ページ)

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とは言え、ピタッとした水着なら安心できるだろうし、害もない

この結論で落胆する人も多いだろうが、カンディルと人間の相互作用に関する待望の確認された証拠が出てくるまでは、アマゾンで尿意に襲われてしまった旅行者が、背筋の凍る恐怖を味わった末に生存したという英雄譚と共に帰国することはおそらくないだろう
・2021年、カンディル襲撃事例を確認
 だが2021年、尿道の被害ではないものの、ブラジルの研究者によってカンディルの背中を噛まれた男性の事例が報告されている。

 それによると、「力強い頭部の筋肉でがっちり噛み付いていた」ために、除去が非常に難しかったという。

 噛み跡は楕円形で、ここで紹介した尿道に侵入して血を啜るカンディルとは別種であるようだ。どうやら新種のカンディルらしく、「人噛みカンディル」と名付けられている。

 ちなみに、似てはいるが無関係な魚に「ブルーカンディル(Cetopsinae)」がいる。こちらは鋭い歯で肉を切り裂く腐食動物で、溺死した人間の中で発見されたこともある。

 体型はずんぐりしており30センチに成長する。無数の穴から逃げ出す様子を捉えた動画によって、ブルーカンディルの恐ろしさが知られるようになったが、今回のカンディルとは別のナマズだ。・言われているほどの危険がないが念のために水着を着用しよう
 また例のブラジルの研究者は、カンディルが人間を襲うという話について、「不正確さ、又聞き・又又聞き、誤解、民間伝承といったものによってバイアスがかかっている」と注意を促している。科学的な報告や書籍ですら、疑わしいか、少なくとも不正確であるとのことだ。

 尿道を攻撃するという話は、19世紀から20世紀にかけて報告された身の毛もよだつ逸話とは対照的に、どこにも見当たらないようだ。
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