尿道に入り込み内側から食いちぎる肉食魚「カンディル」の恐怖伝説は本当なのか? (6/9ページ)
アマゾン川流域ではカンディルのホラー話がそこかしこで噂されているが、実際に人間が襲われた事例を扱った現代の記録はたった1つだけだ。
それは1997年ブラジルで報道された事件で、メディアに対して男性はこう語っている。
小便をしたくなって、立ち上がったら、襲われたんだ。カンディルだ。それを目にして恐ろしくなった。中に入られないよう慌てて掴んだ。幸いにも、男性は付近の泌尿器科で手術を受け、カンディルは無事摘出されたとされている。
尾の部分しか見えなかった。掴もうとしたが滑って入ってしまった。カンディルは噛むので、とにかく恐ろしかった
しかし、この話にもあまり信憑性がない。カンディルが水から飛び跳ねた、放尿された尿を泳いで上ってきたなど、男性の話は事実とあまりにもかけ離れているのだ。
また医学的には歴史的な事例であったにも関わらず、カンディルが人間を襲った映像はおろか画像、スケッチすらない。再現映像(フィクション)があるだけだ。
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Horror story: Candiru: the Toothpick Fish - Weird Nature - BBC animals
・カンディルに関する資料を検証した科学者
『Journal of Travel Medicine』に掲載されたレビューで、ジェームズ・クック大学のイルムガード・バウアーは、カンディルに関するあらゆる学術論文を調べ、さらにネット上の報告記事といった学術的ではない資料にも当たっている。