「鎌倉殿の13人」奥州を滅ぼしたい頼朝、何とか止めたい後白河法皇…第21回放送「仏の眼差し」予習 (5/9ページ)
「殿、一大事にございます!」
畠山次郎重忠(演:中川大志)の元へ郎従が駆けつけて報告するには、先ほど夜陰に乗じて七騎が抜け駆けを図ったとのこと。
その顔ぶれは三浦義村(演:山本耕史)、葛西清重(かさい きよしげ)、工藤行光(くどう ゆきみつ)、工藤祐光(すけみつ)、狩野親光(かのう ちかみつ)、藤沢清近(ふじさわ きよちか)、そして河村千鶴丸(かわむら せんつるまる)。
「此度の先陣を仰せつかったのは殿にございます。今すぐにも彼奴らを引きとどめましょうぞ!」
今すぐにも飛び出しそうな郎従を、重忠は大らかになだめます。
「その必要はない。誰が抜け駆けしようと、すでに先陣を承った以上、合戦前に何があろうとその武功はすべて我れに帰するものぞ」
「理屈ではそうでしょうが……」
「また、せっかくやる気になっている味方の足を引っ張るのは武士にあるまじき振る舞い。手柄が欲しければくれてやれ、ここは見逃すがよい」
「ははあ」
かくして見逃された七騎それぞれ武勇を奮ったのですが、それはまた別の話し。