「鎌倉殿の13人」梶原景時、暴走する源頼家の犠牲に…第28回放送「名刀の主」振り返り (5/10ページ)
御家人たちが望む鎌倉殿の姿に気づき、頼家が目を覚ます……という展開があれば嬉しいものの、今の彼に期待するのは難しいでしょう。
「忠臣は二君に仕えず」と言った唐の王燭って?そんな頼家の暴政を嘆き、頼朝時代を懐かしんだ結城朝光。「断金の朋友」たる三浦義村(演:山本耕史)と連携して景時を追い落とすべく、琵琶の指南を通じて実衣(演:宮澤エマ。阿波局)に接近しました。
「忠臣は二君に仕えず(忠義の家臣は二人の主君に仕えない)」
この言葉を遺したのは「唐の王燭(おう しょく)」と劇中で言及されていますが、ここで言う唐とは唐王朝(7世紀~10世紀)ではなく唐土(もろこし。中国大陸全般を指す言葉)の意味。
王燭は古代中国の戦国時代、斉(せい)王朝に仕え、賢者として名声を広めていました。しかし主君である湣王(びんおう。実名は田地)は王燭の諫めを聞かずに暴政に明け暮れます。
愛想を尽かした王燭は湣王の下を去ったものの、他の君主に仕えることをよしとせず、農民として生計を立てていました。
果たして湣王は燕(えん)王朝によって滅ぼされ、王燭に再仕官の声がかかります。