比企能員、暗殺計画!北条時政の命により仁田忠常と天野遠景は…後編【鎌倉殿の13人】 (8/10ページ)

Japaaan

頼朝の挙兵以来、数々の戦場で武勲を立ててきた仁田四郎忠常。時政からの信頼も厚かったことだろう。歌川国貞筆

一方、あまりに長く引き留められたため、門前で待たされていた忠常の下男たちは何だか不安になってきました。

「おい、大丈夫かよ。たしか四郎様は……」

実は比企一族を喪った頼家が時政討伐を命じる書状を発しており、その一通が忠常の元へ届いていました。

もう一通が発せられた和田義盛はそれをすぐに時政に提出して敵意のないことを示したものの、忠常はまだ書状を持っているはず。

「もしかして、書状のことがバレたんじゃ……」

「ということは、四郎様はもう……」

疑心暗鬼に陥った下男たちは、慌てて館へ逃げ帰って忠常の弟である仁田五郎忠正(ごろうただまさ)・仁田六郎忠時(ろくろうただとき)に報告しました。

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