燃え盛る炎の中で…北条義時の義兄弟・伊賀光季の壮絶な最期・後編【鎌倉殿の13人】 (4/9ページ)

Japaaan

「やっと穴から出てきたな、この臆病者め!そなたの悪運もここまでぞ、とっとと観念せぇ!」

三浦胤義との対決(イメージ)

やってきたのは三浦胤義。互いに強敵と認め合い、じりじりと距離を詰めていきます。

「何を吐(ぬ)かすかこの戯け。上皇陛下をそそのかして天下を奪わんとするその野心はお見通しじゃ!者ども、この三浦平九郎(胤義)さえ討てば後は雑魚ばかり。一斉に射止めよ!」

光季の号令によって郎党たちが矢を射放ったので、胤義のそばにいた者たちが次々と斃されました。

一方、まだ幼いながら果敢に武勇を奮う寿王改め伊賀光綱。戦いの中、かつて元服に際して烏帽子を被せてくれた、烏帽子親の佐々木弥太郎判官高重の姿を見つけます。

「佐々木殿なら、相手にとって不足はありません。かねて烏帽子親子の契りを交わし、あなたから頂戴した矢をこの通り大切に持っております。しかし此度は父上の最期にお供いたしますゆえ、この矢は『お返し』せねばなりませぬ」

そう言って光綱は重藤の弓に矢をつがえ、力の限りに射放ったところ、高重が着ていた鎧の弦走(つるばしり。大鎧の前面に張った革。弓を射放った時、弦が引っかからないためのもの)に突き立ちました。

さすがに少年の力なので貫通はしていませんが、自分が射られたというのに、高重は光綱の成長ぶりに感激してしまいます。

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