燃え盛る炎の中で…北条義時の義兄弟・伊賀光季の壮絶な最期・後編【鎌倉殿の13人】 (3/9ページ)
このままでは埒が明かない……四番手には三浦一門の高井時義(たかい ときよし)が進み出て、何とか館の奥深くまで突入できたはいいものの、左股と右籠手を射られて退却。
小門から少人数を入れれば、館の内にいる伊賀勢の方が数で有利……朝廷方の大軍を前に光季らは善戦していました。
烏帽子親・佐々木高重に矢を「お返し」する光綱「何チンタラやってるんだ、いい加減にしろ!こんなに数がいるんだから、正門をぶち抜いてなだれ込め!」
敵方からこんな罵声を聞いた光季は、力押しに破られるくらいなら、いっそこっちから開けてやれと治部次郎(じぶ じろう)に命じます。
「バカめ、向こうから開けてくれたぞ!」
大門が開かれると、朝廷方は我先にと館の中へ乱入しました。
「我こそは間野左衛門尉時連、いざ尋常に勝負せぇ!」
黒革縅の鎧に白葦毛の馬に跨り、光季の姿を探します。
「どこを見ている。我はここぞ!」
館の奥から現れた光季が矢を射かけると、恐れをなした時連は馬首を返して引き上げました。