「鎌倉殿の13人」破れて砕けて裂けて散るかも…第39回放送「穏やかな一日」振り返り (10/11ページ)
念のため。
いや、これはこれで……春霞よりも返歌に困ってしまいますね。もし皆さんが同じ状況なら、実朝に何て詠み返しますか?泰時が慣れないヤケ酒を呑んでいたのは、やがて和田合戦で二日酔いの醜態を演じる伏線でしょうか。
ちなみに実朝の痘痕(あばた)面について、和田義盛が「味があって、こっちの方がいい!」と豪快に笑い飛ばしていましたが、筆者も同感です。
美しくつやつや輝くお肌も素敵ですが、男性はちょっとくらい傷やら皺やらあった方が、くぐり抜けた人生の深みを感じさせます。どれほど肌は傷もうと、だからこそ却って眼の輝きが引き立とうというもの。生き方は眼に出ます。
逆に言うと、どんなに表面ばかり取り繕っても、眼光の濁りは隠せないということでもあります。念のため。
次週・第40回放送「罠と罠」そして出家により善哉(演:高平凛人)から改名した公暁(こうぎょう。演:寛一郎)。実に成長著しいですね。
以上、第39回放送「穏やかな一日」を駆け足でたどって来ましたが、ついて行けそうですか?義時に。
主人公に共感できない作品は観ていて辛い、という意見もありますが、これは今までの大河ドラマにあまり例を見ない新境地を体感する絶好のチャンス。是非とも最後まで義時の悪逆ぶりを目に焼きつけたいところですね。