「鎌倉殿の13人」和田一族滅亡、義時の目にも涙…第41回放送「義盛、お前に罪はない」振り返り (4/10ページ)
その活躍をもって再び御家人の列に復帰したのですが、大河ドラマでは泰時に取りなしてもらった形にアレンジされていました。ちょっと残念ですね。
それにしても。泰時の奇策?で和田勢を制した(劣勢を逆転した)描写がされる本作の和田合戦。近くの民家から戸板を徴発して盾を作り、和田勢の矢を無力化して距離を詰める迫力シーンが演じられました。
しかし正直「これって火をかけちゃダメなんですか?ただの戸板みたいですけど難燃加工でも施したんですか?それともCo2(二酸化炭素)を出さないよう配慮してるんですか?」というのが率直な感想。和田勢には何か縛りでもあるのでしょうか。
諸事情によって火がつけられないなら、御所の門を破壊した掛矢(かけや。破城槌)でも容易に突破できるはずです。和田殿はいったい何をうろたえているのか……和田贔屓も手伝ってか、非常に焦れったい展開でした。
消化不良な合戦場面と、巴御前の退場全体を通して迫真の演技に魅せられた本作の和田合戦ですが、せっかく登場させた朝比奈義秀はじめ、史料の設定があまり活きていないように感じられました。
こと朝比奈義秀は神のごとき武勇を輝かすことなく、ただ「一族の中でも血気盛んな武闘派の一人」程度にしか描かれなかった印象です。
御所の惣門を素手でぶち破る朝比奈義秀。荒唐無稽と言わば言え、その鬼神がごとき怪力にこそ、人々は滅びゆく和田一族の意地を見たのだ。