「鎌倉殿の13人」鎌倉を取り戻す。実朝の決意に義時は…第42回放送「夢のゆくえ」振り返り (3/11ページ)
民の暮らしを思う仁君だったが、その政策は今一つ生活実態や庶民勘定にそぐわなかった?歌川芳員「本朝名将鏡 右大臣実朝」
しかし劇中でも言及された通り、全体の税収とバランスをとるため一年ごと順番とのことでしたが、領民たちからは不満が出ます。そりゃそうでしょう。
まず将軍領以外の領民は恩恵にあずかれないし、将軍領の者にしても今年減免されなければ「来年以降減免してあげると言われても、そんな約束あてにならない」し、そもそも苦しいのは今年なのです。
もし来年が豊作なら、減免してもらってもありがたみは薄れてしまいます。実際、劇中では長岡七郎(ながおか しちろう)なる者が領民からの苦情に困っている旨が訴えられていました。
なお、この長岡七郎について調べたものの『吾妻鏡』はじめ史料には登場せず、架空の人物と思われます。恐らく、伊豆の国市における旧地名「伊豆長岡町(田方郡)」から採ったのでしょう。