「鎌倉殿の13人」実朝が死に、義時がついに頼朝を超える?第45回放送「八幡宮の石段」振り返り (1/6ページ)
ついに源実朝(演:柿澤勇人)が暗殺されてしまいました。公暁(演:寛一郎)の殺意も計画も知っていながら、誰も止めなかった(あるいは止められなかった)末の悲劇でした。
ついでに最大の政敵・源仲章(演:生田斗真)も殺され、生き永らえた北条義時(演:小栗旬)。太刀持ちの役目を交代させられたのも、かえって天のご加護だったのかも知れませんね。
実朝暗殺の瞬間。ちなみにこの絵だと、4年前に亡くなった北条時政が右にいる。香朝楼「歌舞伎新狂言 星月夜」
しかし困ったことになりました。武士の棟梁たる鎌倉殿がいなくなっては坂東武者ひいては御家人たちを従える名目を失ってしまいます。
朝廷に対して「早く親王殿下を遣わして欲しい」と催促しますが、後鳥羽上皇(演:尾上松也)にすれば忌まわしい鎌倉へなど大事な皇子を遣わしたくありません。
次期鎌倉殿をめぐる駆け引きの間、鎌倉を治めるにはどうしても尼御台・政子(演:小池栄子)の権威が必要。そこで義時は、傷心の彼女を引き留めるのでした……。
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第45回放送「八幡宮の石段」。鎌倉最大の悲劇を経て、物語はいよいよ最終盤に。果たして義時は鎌倉の危機をどのように乗り越えていくのでしょうか。