「鎌倉殿の13人」実朝が死に、義時がついに頼朝を超える?第45回放送「八幡宮の石段」振り返り (3/6ページ)
義時と“のえ”

「言っていいことと、悪いことがあります!今のはどっちでしょうか!」
権力欲を追求する野望のため、義時に近づいた後室“のえ”(演:菊池凛子。伊賀の方)。それを百も承知で手元に置いている義時ですが、仲章に篭絡されかけていた彼女に、心無い言葉を投げかけます。
「八重(演:新垣結衣)も比奈(演:堀田真由。姫の前)も、もう少し出来た女子(おなご)であった……」
現在の妻を、過去の妻たちと比較する義時。夫婦として、最も慎むべき行為と言えるでしょう。現代ならモラハラ認定待ったなしです。
ところで以前、姑の“りく”(演:宮沢りえ。牧の方)から「無理に溶け込もうとしないこと」と教訓を授かっていた“のえ”ですが、さすがに結婚してから十数年(※)が経っています。
(※)嫡男・北条政村(演:(新原泰佑)が生まれたのは元久2年(1205年)6月22日。逆算して、元久元年(1204年)以前に関係を持ったとするのが自然です。
かつての“りく”みたいにお高くとまり続けたならともかく、前回の仏像面白ポーズ大会でも「次、私!」と挙手するなど、彼女なりに打ち解けようとする努力は十分に見られます。
しかしその声は無視され、身内(と認定された者)だけで盛り上がっている様子は、何だか北条ファミリーの冷たさが感じられました。中は温かいのかも知れませんが、外から入るには高い障壁が設けられているようです。

頑張ってよい妻を演じ続けた”のえ”。最初の動機はともかく、義時に尽くし続けた姿は十分に立派ではないかと(イメージ)
たとえ表向きにせよ、頑張って十数年も演じ続けられたなら、それはもう立派な妻と言えるのではないでしょうか。
じゃあ何かい。