「鎌倉殿の13人」政子が救いたかったのは……第46回放送「将軍になった女」振り返り (7/9ページ)

Japaaan

その前哨戦として壮絶な最期を遂げる伊賀光季に、視聴者が感情移入できるシーンが欲しかったと思います。

ひと月で鎌倉を攻め落とす。自信たっぷりな藤原秀康

「……わしを負かすことはできなかったが、そなたの力は認めよう」

トキューサこと北条時房(演:瀬戸康史)の活躍(※)によって三寅(演:中村龍太郎。藤原頼経)を鎌倉へ下向させることになりました。

(※)『吾妻鏡』には時房の上洛中を含む建保7年(1219年)3~5月については欠落。地頭の改補について拒絶したことは後日に言及があるものの、在京期間中のエピソードについては残念ながらフィクションです。後鳥羽上皇(演:尾上松也)Vsトキューサの蹴鞠対決、もっと(長く&技のバリエーションを)見たかったですね。

さて、自分の身内(兄・九条兼実の曾孫)を送り込めた慈円(演:山寺宏一)はご満悦。

「源頼朝卿の妹君が一条能保卿に嫁がれ、その長女は月輪関白兼実公の子、後京極摂政良経公に、そのまた次女は大宮大納言公経卿に嫁ぎ、その姫君が後京極摂政の子である道家公に嫁がれ、その間に生まれたのが三寅様にござる」

「……ちなみに、三寅様はおいくつになられるのですか」

「私はお生まれになった時から知っておる。もうだいぶ成長なされた……2歳にござる」

しかしこれが気に入らないのは藤原秀康(演:星智也)。「これ以上、慈円僧正の思い通りに……」とは言うものの、劇中に慈円僧正がそれほど増長していた場面があったでしょうか。

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