「鎌倉殿の13人」政子が救いたかったのは……第46回放送「将軍になった女」振り返り (9/9ページ)
只今可申切者……
※『吾妻鏡』承久3年(1221年)5月19日条
時は流れて承久3年(1221年)5月15日。京都守護を務めていた伊賀光季が藤原秀康・三浦胤義(演:岸田タツヤ)らに攻め滅ぼされ、これが後鳥羽上皇による鎌倉討伐の狼煙となります。
狙うは執権・義時の首級。古来朝敵となって生き延びた者はいない……果たして義時、そして尼将軍となった政子はどう切り抜けるのでしょうか。
予告編では政子の演説「三代将軍(頼朝・頼家・実朝)の遺跡(ゆいせき)をまっとうすべし」部分が語られていましたが、本作ではどのようにアレンジされるのかが見どころの一つ。
また、これまでずっと兄・義村と共に行動していた胤義がどんな思いで鎌倉を離れ、朝廷に味方したのかも見逃せません。
そしてしつこいけど、伊賀光季は果たして登場するのでしょうか。それともナレ死(ナレーションで討たれたことだけ言及される最期)なのでしょうか。
あと2回となった「鎌倉殿の13人」、最後まで見届けていきたいですね!
※参考文献:
五味文彦ら編『現代語訳 吾妻鏡8 承久の乱』吉川弘文館、2010年4月 三谷幸喜『NHK大河ドラマ・ガイド 鎌倉殿の13人 完結編』NHK出版・2022年10月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan