「どうする家康」まさかの主人公ロス!?金陀美具足と兜首……第17回放送「三方ヶ原合戦」振り返り (7/11ページ)
なぜ家康は飛び出したのか?
信玄の背後を衝こうと、ひた駆けていた家康。速いのはいいけれど、味方はついて来ていますか?(イメージ)小国政「味方ヶ原合戦図」
……いかに武田が猛勢なればとて。城下を蹂躙してをしゆくを。居ながら傍観すべき理なし。弓箭の恥辱これに過じ。後日に至り彼は敵に枕上を踏越れしに。起もあがらで在し臆病者よと。世にも人にも嘲られんこそ後代までの恥辱なれ。勝敗は天にあり。とにもかくにも戦をせではあるべからず……
※『東照宮御実紀附録』巻二「三方原敗軍(旗士戦功)」
【意訳】いくら武田が強大だからと言って、浜松城下を踏みにじるのを傍観していては、弓箭(きゅうせん。弓矢=武士)としてこれ以上の恥辱はない。後に「家康は敵が枕元に立っても起き上がれない臆病者だ」と笑われるなど耐えられない。勝敗は天が決めることだ。是が非でも戦わずにおれるものか!
これだけ読むと、ただ武士の面子を守るために出撃したように見えます。劇中でもほぼそれに近い様子が描かれていました。
(もっとも本作の家康にとって最大の動機は「岡崎にいる瀬名(演:有村架純。築山殿)たちが危ない」だったのでしょうが)
徳川八千騎(加えて織田三千騎)に対して、武田は三万騎。