ロールケーキと伊達巻のまさかの関係?洋菓子にヒントを得て生まれた「和」の食べ物の数々 (1/3ページ)

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ロールケーキと伊達巻のまさかの関係?洋菓子にヒントを得て生まれた「和」の食べ物の数々

16世紀に伝来した「カステラ巻き」

ロールケーキは、皆さんもご存知の通りスポンジ生地にクリームや果物、ジャムなどを乗せて巻いた洋菓子です。今回は、その起源や日本で意外な発展を遂げた歴史を解説します。

ロールケーキの起源ははっきり分かっていませんが、ヨーロッパでは古くから作られていました。例えばフランスには、18世紀からクリスマスに食べられるようになった伝統的なロールケーキとしてブッシュ・ド・ノエルがあります。

フルーツ入りロールケーキ

日本には、16世紀半ばにポルトガルを経由して、ロールケーキの原型となった菓子が伝わったとされています。カステラ巻きと呼ばれたこの菓子は、果汁を加えたスポンジケーキを巻いたもので、長崎や京都などでも作られるようになりました 。

ここまではごく普通の「ロールケーキの歴史」なのですが、実はこれが、「和菓子」「和食」に分類される一部の食べ物の起源にもなったというから驚きです。今もごく一般的に食べられている伊達巻や一六タルトは、ロールケーキが基になっているのです。

愛媛藩主も感動

伊達巻は、卵や砂糖などで作った生地を薄く焼いて巻いた和菓子です。その名前は、色や模様が伊達政宗の家紋に似ていることから付けられました。

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