トルコで発見された870万年前の類人猿の化石がヒト亜科の起源について疑問を投げかける (2/5ページ)

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 ヨーロッパとアナトリアでしか見つかっていない最初期の化石類人猿で、地中海東部では少なくとも230万年前からさまざまな仲間がいたことが知られている。

 だが、『Communications Biology』(2023年8月23日付)に掲載された研究では、彼らはもっと前からそこにおり、500万年以上かけて進化してきただろうこととが明らかにされている。・870万年前の化石類人猿
 今回の研究の鍵を握るのは、2015年に中央アナトリアにあるチョラキエルレル(Corakyerler)遺跡で発見された「アナドルビウス・トゥルカエ(Anadoluvius turkae)」の骨だ。

 それは頭蓋骨の一部で、顔面の構造のほとんどと、脳頭蓋の前部などが綺麗に保存されている。

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アナドルビウス・トゥルカエの頭蓋骨の一部 / Image credit: Sevim-Erol et al., doi: 10.1038/s42003-023-05210-5

 アンカラ大学やトロント大学の研究チームは、特殊な方法でその顔のほぼ全てを再現し、詳しい分析を試みた。

 そこからにわかったことは、アナドルビウス・トゥルカエが大型のオスのチンパンジーくらいの大きさ (50~60 kg)で、主に乾燥林の地上で過ごしていただろうということだ。
手足の骨はありませんが、顎や歯、一緒に発見された動物、彼らが暮らしていた環境の地質学的指標から判断すると、森林で暮らす現生の類人猿とは違って、アナドルビウス・トゥルカエはおそらく比較的開けた環境で生活していたと思われます(アンカラ大学 アイラ・セヴィム=エロル博士)
 顎は頑丈で、歯は大きく、厚いエナメル質におおわれている。
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