トルコで発見された870万年前の類人猿の化石がヒト亜科の起源について疑問を投げかける (3/5ページ)

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こうしたことから、根や根茎のような地面の下にある硬い食べ物を食べていただろうことがうかがえる。

 また彼らの周囲には、キリン、イボイノシシ、サイ、レイヨウ、シマウマ、ゾウ、ヤマアラシ、ハイエナ、ライオンといった動物がいた。今日ならアフリカの草原や乾燥林によく見られる動物たちだ。

 今回の研究によると、こうした動物たちは、800万年前以降のどこかの時点で、地中海の東部からアフリカに広まったのだという。

 「現代アフリカの開けた地域に生息する動物相が、地中海東部からやってきたことは以前から知られていましたが、今回、アフリカ類人猿とヒト属の祖先もそうであることがわかりました」(セヴィム=エロル博士)

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2015年にチョラキエルレルで発見されたアナドルビウス・トゥルカエの化石/ image credit: Ayla Sevim-Erol・アナドルビウス・トゥルカエは最初期のヒト亜科
 今日、最古のアフリカ類人猿もヒト族もアフリカ起源のものしか知られていない。

 しかしさまざまな分析から、両者の祖先はヨーロッパと地中海東部からやってきたと、研究チームは結論づけている。

 たとえば、アナドルビウス・トゥルカエのほか、近隣のギリシャとブルガリアから発掘された化石類人猿(オウラノピテクス属/Ouranopithecus、およびグラエコピテクス属/Graecopithecus)は、解剖学的にも生態学的にもさまざまな点で最初期のヒト亜科に近いグループとされている。

 今回分析されたアナドルビウス・トゥルカエは、そうした中でももっとも保存状態のいい標本であり、ヒト亜科がヨーロッパで誕生し、その後アフリカに広まったを示す強力な証拠であるという。

 研究チームの分析によると、トルコおよびギリシャ・ブルガリアの化石類人猿は、西ヨーロッパと中央ヨーロッパの祖先から進化と考えられるという。

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