絶滅種のタスマニアタイガーの標本からRNAを抽出することに史上初めて成功 (1/4ページ)
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スウェーデンの博物館が常温で保管している絶滅種、タスマニアタイガー(フクロオオカミ)の標本から、130年以上前のRNAを抽出し、その配列を読み解くことに成功したそうだ。
絶滅した動物から、皮膚と骨格筋のRNA情報すべて(トランスクリプトーム)が得られたのは、史上初となる。
この成果は、タスマニアタイガーやウーリーマンモスなど、すでに絶滅してしまった動物の研究やその復活、さらには感染症の原因となるRNAウイルスの研究を大きく前進させる可能性があるそうだ。
・入植者によって絶滅に追い込まれたタスマニアタイガー
タスマニアタイガー(フクロオオカミ)は、かつてオーストラリア大陸とタスマニア島に生息して有袋類の肉食動物だ。
オーストラリアの動物らしく袋をもちつつも、生態系の中ではオオカミの役割を果たしており、「袋を持つオオカミ」で、収斂進化の例としてしられていた。
だがヨーロッパから入植者がやってくると家畜を襲う害獣とみなされ懸賞金がかけられるほど忌み嫌われ、次々と駆除されるようになった。
そして1936年、オーストラリア、ボーマリス動物園(現在のホバート動物園)で飼育されていた最後の1頭が死んだことで、ついに絶滅した。