登場人物を深掘り!大河ドラマ「光る君へ」1月21日放送の疑問点や重要トピックを振り返り (3/11ページ)

Japaaan

感謝するまひろに対して、太郎は「たった二人の姉弟(きょうだい)だから」と言っていましたが、実際は他にも同母の姉がいました。

実名不詳のため、便宜上「藤原為時長女」などと呼ばれる彼女は、亡き母・ちやは(藤原為信女・国仲涼子)の代わりにまひろたちを育てたのでしょう。

長徳2年(996年)に為時が越前へ赴任するまでには天然痘で亡くなったものと考えられています。

当初からキャスティングがなかったため、恐らくちやはが少し長生きするのかな、と思っていました。

しかしそんなことはなく、第1回でちやはは退場。それでもまひろ9歳になるまで生きているので、少し長生きですが。

考えてみれば、乳母のいと(信川清順)が母親代わりなので、まひろたちの養育は彼女が一手に引き受けたものと思われます。

藤原定子(木村日鞠)ってどんな人物?

短い生涯の中で、栄華と没落を極めた定子(イメージ)

道隆の長女 藤原 定子(ふじわらのさだこ)
木村 日鞠(きむら・ひまり)
道隆の長女。一家の繁栄を願う父の思いを一身に負い、のちに年下の一条天皇に入内(じゅだい)する。

※NHK大河ドラマ「光る君へ」公式サイトより

道隆と貴子の娘で、後に一条天皇(懐仁親王)の皇后となる定子。登場したのっけから不幸な未来が透けて見えるようでした。

父たちの存命中は栄華を極めたものの、長徳元年(995年)に道隆と道兼が相次いでなくなると家運が傾き始めます。

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