登場人物を深掘り!大河ドラマ「光る君へ」1月21日放送の疑問点や重要トピックを振り返り (10/11ページ)
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劇中、小野小町(おのの こまち)について言及がありました。彼女は天長2年(825年)生~昌泰3年(900年)ごろに生きた人物と言われ、まひろ(紫式部)たちの時代から80~150年以上も昔のことになります。
紫式部も小野小町も平安貴族とくくられがちですが、平安時代の幅広さを感じますね。
また、劇中で道兼と兼家の会話
道兼「頭中将(とうのちゅうじょう)が……」
兼家「……実資か。あいつは味方につけておかねばならんな……」
こういう自然な会話から、実資が頭中将と呼ばれていることを理解させる流れはとてもいいと感じました。
ちなみに、道長は『源氏物語』の主人公・光源氏のモデルと言われており、頭中将はそのライバルとして登場します。
実資は道長と対立することも多かったため、上手く対比させられたのではないでしょうか。
あと、漢字の「偏継ぎ」遊び、面白そうでしたね。冠(かんむり)とか頭(かしら)の部首でやってみるのも楽しいかも知れませんね。
また、散楽の演目は先週と同じでしたね。時代が進んでいないことが分かります。次週はどんな演目になるのか楽しみです。
公任「お前(道長)はどんな女子が好みなんだ?」
これは『源氏物語』第二帖「帚木(ははきぎ)」に出て来る光源氏と悪友たちのエピソード「雨夜の品定め」が元ネタかと思います。