100歳まで生きる!「名医の食卓」大公開 (5/8ページ)
たっぷりの野菜や豆腐と一緒に食べれば、栄養のバランスもよく、理想的な健康食です」
■魚は刺身で食べるのが理想
遠藤、秋津の両氏は、タンパク質の補給として魚料理を“愛食”している。遠藤氏は海鮮丼だという。
「アジ、サバ、マグロ、カツオ、サンマなどの青魚には血管を健康にし、脳によいとされる栄養素のEPA ・DHAがたくさん含まれています。加熱調理をすると栄養素が壊れるので、新鮮な刺身の状態で食べるのが理想です」(遠藤氏)
■焼くより煮たほうがよい
魚を刺身以外で食べるなら、焼きものより煮ものを食べるほうがよいという。
「魚の頭の部分はEPA・DHAが豊富で、特に、目玉や骨の周辺に栄養素が集まっています。その部分を余すことなく食べるには、焼きものより、煮ものが適しています」(秋津氏)
■蒸した里芋にも注目
また、秋津氏の夕食例にある蒸した里芋(きぬかつぎ)にも注目したい。
「塩分を控えたい人は、素材そのものの味が生きて、薄味でもおいしく食べられる、蒸し料理がオススメです。加えて、イモ類は食物繊維が豊富で、腸内細菌のエサとなるオリゴ糖も含んでいるので、腸内環境の改善になります」(前同)
■日本が誇る「豆腐」
ここからは名医が太鼓判を押す健康食材を、いくつか紹介しよう。まずは日本が誇る健康食材の豆腐だ。
「大豆は、良質な植物性タンパク質と食物繊維の両方がとれる理想の食材。日本人の健康寿命が世界トップクラスなのは、大豆をたくさん食べる日本古来の和食が健康によいから、と言っても過言ではありません」(岡田氏)
さらに、豆腐に含まれるマグネシウムには突然死を遠ざける働きもあるという。
「マグネシウムは体温、血圧、ホルモン分泌の調整や、筋肉の働きなどを助けます。