100歳まで生きる!「名医の食卓」大公開 (6/8ページ)

日刊大衆

国立がん研究センターなどの共同研究で、マグネシウムを多く摂取している人は、心筋梗塞の発症リスクが3〜4割低いことが分かりました」(秋津氏)

■納豆に含まれるナットウキナーゼ

 同じく、大豆を使った納豆も健康の強い味方だ。

「納豆に含まれるナットウキナーゼに血栓を溶かす働きがあり、脳梗塞などの予防になります。減塩のためタレを使わず、シラスやかつおぶしなど、うま味成分が強い食材と和えて食べるとより健康的です」(前同)

■適度な飲酒を

 また、お酒好きの医師として知られる秋津氏は、健康のために適度な飲酒を楽しんでいるという。

「お酒をまったく飲まない人に比べて、1日90ミリリットル(日本酒で約0・5合)の飲酒をする人は、がんの死亡率が下がるという研究データがあります。

 また、動脈硬化の予防は、HDL(善玉コレステロール)の数値を上げるのが有効で、その数値を上げるには、少量のアルコール摂取がよいといわれています。つまり、適度な飲酒は有益なんです」

 ただし、飲酒量と、お酒の種類には気をつけたい。

「日本酒なら1日1合、ビールなら大瓶1本、ワインはグラス2杯を目安にしてください」(前同)

■赤ワイン3〜4杯で!

 また、認知症予防に効果が期待できるのは赤ワイン。

「フランスのボルドー大学の研究で、毎日3〜4杯(250〜400ミリリットル)の赤ワインを飲む人は、アルツハイマー型認知法の発症リスクが4分の1だったという報告があります。フランス人を対象にした研究なので、無理に3杯を飲む必要はなく、あくまで適量のワインを飲むと効果が期待できるということです」(遠藤氏)

 医食同源、毎日の食事を楽しみつつ、健康も手に入れていただきたい。

■おやつ編「旬の果物を」

 小腹が空いたときに食べる、体に良い“おやつ”とは何か。秋津氏が薦めるのは旬の果物だ。

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