劇中の略年表紹介、後に皇子を産む定子、藤原道長がついに頂点へ…大河ドラマ「光る君へ」5月5日放送の振り返り (1/6ページ)
……中ノ関白殿は四月日(原文ママ)十日うせ給ひぬ。……かく大臣公卿七八人、二三月の中にかきはらひたまふこと、希有なるしわざなり。それも只この入道殿(道長)の御幸の、上を極め給へるにこそ侍るめれ。……
※『大鏡』一 太政大臣道長より
【意訳】藤原道隆(井浦新)は4月10日に世を去った。その後2〜3ヶ月の間に大臣や公卿ら7、8人が次々と死んでしまったのは、実に不思議なことである。これはひとえに道長の類まれなる強運ゆえであろう。
政敵である甥の藤原伊周(三浦翔平)を追い抜き、藤原道長(柄本佑)がついに政界の頂点へ上り詰めました。
これで理想の政治ができる。あの時の約束が果たせる……高揚しながら向かったいつもの場所には、なぜかまひろ(紫式部。吉高由里子)が待っています。
しかし今かける言葉はないとか何とか心中でつぶやきながら、まひろは無言で立ち去るのでした(いや、傍から見ると「じゃあ何であなたそこにいたの?」状態ですが……)。
NHK大河ドラマ「光る君へ」、今週も振り返って行きましょう!
第18回放送「岐路」劇中の略年表長徳元年(995年)
4月10日 道隆が病死(前回終了)
4月27日 道兼が関白に。