ONから大谷翔平まで!本当のスーパースター20人「凄いにもほどがある!」驚愕証言 (5/8ページ)

日刊大衆

 後輩を連れ歩くことなどめったになかった衣笠に、ことのほか目をかけられたという西山秀二氏が言う。

「僕が広島に移籍したのが87年だから、全盛期のキヌさんは直接知らないけど、身近に金本(知憲)という存在がいただけに、試合に出続けることの大変さは分かる。

 金本なんかも、痛いそぶりはおくびにも出さない。骨折で見るからに指が曲がっているときでも“ハリのいい先生がおるから、それで治す”って、そのまま次の試合にも出てたしね」

 そんな西山氏が垣間見た、衣笠本人の凄さは、酒の席での“鉄人”ぶり。2人で食事に行って、ワインを3本。衣笠一人でボトルを2本、空にしてしまうこともあったとか。

「一度、麻布十番の行きつけのバーに連れて行ってもらったときは驚いたね。一口飲んだだけで火を噴くぐらい度数の強いカクテルがあって、それをキヌさんはお気に入りだって、平気な顔をして立て続けに5杯ほど頼んでいた。

 僕もお酒は好きだけど、そこが1軒目じゃないからね。とてもじゃないけど、あれは、よう飲まなかったよ(笑)」

 とはいえ、そこは国民栄誉賞の人格者。どれだけ深酒をしても、荒れることは一度もなかったという。

「酒の席はもちろん、球場の内外でも、声を荒らげる姿は一度たりとも見たことがない。誰が相手でも接し方は丁寧で変わらないし、いつもニコニコして、とにかく野球談義が大好きでね。人としても尊敬できるところしか、なかったね」

“ゴジラ”松井秀喜

 西山氏といえば、並み居る強打者と数多の名勝負を繰り広げた広島の正捕手。中でも「凄かった」と語るのが、96年8月27日の巨人戦。“ゴジラ”松井秀喜から打たれた一発だ。

「内角に要求した紀藤(真琴)さんの速球を狙い打ちされてね。インパクトの瞬間の、何かが潰れたようなものすごい音は今でも耳に残ってる。

「ONから大谷翔平まで!本当のスーパースター20人「凄いにもほどがある!」驚愕証言」のページです。デイリーニュースオンラインは、野茂英雄佐々木主浩野村克也松井秀喜王貞治エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る