男性の精子数は本当に減少しているのか?それよりも大幅な質の低下が起きているとする新研究 (3/4ページ)

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 クイーンズ大学から研究に参加したロバート・モンゴメリー教授は、「この減少は、新型コロナの世界的流行にほぼ一致します」とプレスリリースで指摘する。

 研究者らはウイルスが直接精子を攻撃したと言っているわけではない。そうではなく、ライフスタイルの変化が問題だったと考えられるという。

 この時期、さまざまな都市でロックダウンが広がり、人々の働き方・食事・運動といったライフスタイルが大幅に変化した。じつはこうしたことが精子に影響することは以前から知られているのだそうだ。

 念のため言っておくと、精子の運動量と新型コロナを結びつける証拠は今のところなく、あくまで推測でしかない。

 また、精子を提供した男性はデンマークの限られた地域に暮らしており、それがデンマーク全体や、世界全体にどの程度当てはまるのかも定かではない。

 だが、これまでの研究が精子の数や密度だけに注目してきたのに対し、量よりもむしろ質に焦点を当てるべきであると示した点で、この結果は重要であるとのことだ。

 この研究は『Human Reproduction』(2024年6月4日付)に掲載された。
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