男娼ガイドブックに男色小説…実は生粋の男色家だった発明家・平賀源内による男色系作品の数々【後編】 (5/7ページ)

Japaaan

そこから男色に我を忘れた閻魔大王が、河童を若侍に化けさせ菊之丞に近づくのですが……という奇想天外なストリーが展開。今の時代に読んでも面白い内容で、閻魔大王が美しき菊之丞に惚れ込むあたりは、男色家らしい源内の想いを表しているように感じます。

瀬川菊之丞は実在の役者で、源内とは深い仲にあったそうです。

閻魔大王は「菊之丞を殺し地獄に連れてこい」と河童に命じる。(河童:鳥山石燕)wiki

若い男娼「陰間」を置く陰間茶屋のガイドブックの著書も

平賀源内は、『根南志倶佐』のほかにも男色にまつわる著書を出しています。

ひとつは『江戸男色細見』
当時、「陰間(かげま)」と呼ばれる、男性専門に体を売る若い男娼が流行っていたのですが、その陰間を置いているのが陰間茶屋でした。

芝神明門前(現在の港区の芝大神宮)、湯島天神門前、芳町(現在の中央区日本橋人形町のあたり)は、江戸の三大男色地帯と呼ばれ、この陰間茶屋が集まっていました。

平賀源内も足繁く通っていたそうで、『江戸男色細見』は一軒ごとに陰間茶屋を詳しく説明をした、いわゆるガイドブックのようなものでした。

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