イケメンすぎる若き将軍・足利義尚!室町幕府の権威回復を一身に背負った悲劇的な人生…【後編】 (4/7ページ)

Japaaan

政権樹立目前で病魔に襲われ死す

足利義尚が率いる幕府軍は、近江に侵入すると、瞬く間に六角高頼の本城・金剛寺城(滋賀県近江八幡市)を陥落させます。高頼はたまらず甲賀に落ち延びますが、義尚は追撃の手を休めず自ら先頭に立ち兵を進め、近江・鈎(まがり・滋賀県栗東市)に本営を構えました。

義尚が本拠を置いた鈎の陣跡

鈎の本営に腰を据えた義尚は、六角征伐と並行して、ここを拠点に本格的な執政を開始。これに伴い、本営は将軍の居館として整備され、「鈎御所」「江州御所」などと呼ばれるようになり、将軍が執務を行う政庁としての役割も担うことになります。

京都から奉行衆を呼び寄せた義尚は、これに近臣を加えて評定衆を組織し、裁判などを行いました。鈎御所において、彼はついに義政から自立を果たし、第9代将軍としての治世を開始したのです。

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