『べらぼう』幻の英雄・佐野政言が歪めた真実。ついに意次・誰袖・蔦重の「敵討ち」が始まる【前編】 (2/9ページ)
幸せな二人に襲いかかった「覚えのない」凶行
吉原で、今は盛りと咲き誇る桜並木を見上げつつ、「今日は雲助様(意知)と会うのか」と蔦重に聞かれ、「雲助袖の下にて死にたし…だそうで」と、西行の句を用い、今夜は意知と桜の花見をすると微笑みを浮かべて答えた誰袖。
江戸城内での1日の勤めが終わり帰宅の途につきながら、「今日は花見の予定があって」と嬉しそうに言いながら微笑む意知。
今宵一緒に寄り添って桜を見るのを楽しみにしていた二人。
そして、殿中で突然立ち上がり、刃を抜いて意知に斬りかかる佐野。
幸せと凶行の二つの場面が重なり合い終わった前回。今回は冒頭から、凶行に及んでしまった佐野と深手を負わされた意知の場面から始まりました。