『べらぼう』幻の英雄・佐野政言が歪めた真実。ついに意次・誰袖・蔦重の「敵討ち」が始まる【前編】 (9/9ページ)
さらに挨拶をして、立ち去ると見せかけて素早く後に回り込み「それがしには、やらなければならないことが山のようにございますゆえ」と低い声で告げる場面は、さすが名優、鬼気迫る凄みがありました。
いつも余裕をかましていた一橋治済が、呆けたような悔しそうな顔をして立ちすくんでいたのが印象的でしたね。
意知の死を知らされたとき、「死んでもうたか〜。人の恨みを買うとは恐ろしい」とぬけぬけといい、その側で黙々とうれしそうにカステラを食べ続ける幼い徳川家斉。心底、憎たらしい二人でした。
けれども、最終的な目的だった田沼意次の心をへし折ることはできず、逆に今までの分の恨みもあり怒りの炎を燃え上がらせたてしまった。さぞかし、計算違いだったことでしょう。ざまあみろ!と思ってしまいました。
次回の【後編】に続きます。
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