『べらぼう』幻の英雄・佐野政言が歪めた真実。ついに意次・誰袖・蔦重の「敵討ち」が始まる【前編】 (4/9ページ)

Japaaan

NHK大河「べらぼう」公式サイトより

煽動者の「煽り」で一気に「あいつのせい!」の空気に

今回、印象的だったのは、意知の葬列の場面。

最初、道の両側にいる町の人々は、意知の棺を担いだ葬列に対し、頭を垂れ両手を合わせその死を悼んでいました。というか、田沼政治への不平不満はあるものの、斬られて亡くなった人に対し、人としての「礼節」は尽くしていました。

けれども突然、二人の物乞いの男が、意次の乗るカゴに絡み始めたところから空気が変わります。物乞い二人が厳粛なムードを壊したタイミングで、大工姿の男が葬列に向かって石を投げ「天罰だ!思い知れ!そいつが物乞いになったのはお前のせいだろ」と大声で周囲を煽りました。

そう、大工姿の男はあの「丈右衛門だった男」(矢野聖人)です。平賀源内(安田顕)を投獄に追いやった男であり、佐野政言に「意知があなた(政言)の射落とした鴨を隠した」などデマを吹き込んだ、あの男です。

その煽り言葉でスイッチが入ったように、手を合わせていた人たちが、急に「そうだ!そうだ!外道」と葬列に向かって石を投げ始めました。

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