夫婦間モラハラの「線引き」はどこ?──夫婦間のモラハラ(モラルハラスメント)に関する実態調査(第1報) (8/10ページ)
図4:399万円以下は認識控えめ、800〜1199万円でピーク
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MzE4NyMzNjMzMTgjODMxODdfT1JzemxSbUJCSy5wbmc.png ]
※実際の質問:Q.次の行為をモラハラだと思うかどうか5段階でお答えください
(夫婦間のモラハラに関する実態調査 ©レゾンデートル株式会社)
6. まとめ
本調査の結果から、夫婦間におけるモラハラ認識には以下の特徴が見られました。
●共通認識される典型的モラハラ行為
「物を壊して脅す」「大声で怒鳴る」「侮辱する」といった攻撃的な行為は、年収や性別、年代にかかわらず 8割前後がモラハラと認識しており、普遍的に“越えてはならない行為”とみなされている。
●性別による違い
女性は全般的にモラハラ認識が高く、特に「生活費を制限する」「家事や育児を一方的に押し付ける」といった生活や家庭運営に直結する行為で、男性との差が大きく表れた。
●年代による違い
若い世代ほど「スマホチェック」や「行動報告」への許容度が高く、50代に近づくほどプライバシー侵害をモラハラとみなす割合が上昇する傾向があった。
●年収による違い
低所得層(〜399万円)は全体的にモラハラ認識が低めで、生活上の制約を「仕方がない」と受け入れやすい可能性がある。一方、年収が上がるほど認識は高まり、特に800〜1,199万円層でピークを示した。ただし、1,200万円以上ではやや低下しており、経済的余裕から多少の干渉を深刻に捉えにくい側面も考えられる。