『べらぼう』暴走する蔦重と定信をたしなめる人々と、「そうきたか!」な蔦重マジック【後編】 (3/8ページ)

Japaaan

柴野栗山_近世名家肖像(谷文晁 – 東京国立博物館)

そんな、ていの献身的な働きもあり、蔦重へのお裁きは『身上半減』。「はあ…身上半減?」「そりゃあ…縦でございますか?横でございますか?」(半分に斬られてしまうのは、縦切りか横切りか)と、まだ戯けて言い返す蔦重。

「蔦屋耕書堂及びそのほうの身体半分召し上げるということだ」という奉行に「こりゃあ富士より高いありがた山にございます」と地口で返します。

その時、お白洲にいたていは、きっと「ここでこれ以上夫が減らず口を叩き続けていたらお上の怒りを買い、「身上半減」どころではなくなる」と危機感を覚えたのでしょう。急に立ち上がり思いっきり蔦重を張り倒しました。

「己の考えばかり…皆さまが…どれほど…」と夫を押し倒して拳で泣きながら殴りつけるていに、同席した駿河屋市右衛門も、奉行も、同心らもあっけにとられて誰も何もいえませんでした。これ以蔦重に戯けさせなかった、ていのナイスファイトでした。

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