『べらぼう』暴走する蔦重と定信をたしなめる人々と、「そうきたか!」な蔦重マジック【後編】 (1/8ページ)
松平定信(井上裕貴)の寛政の改革で、環境が悪化する吉原を救うために “女遊びの指南書”を「教訓読本」として出版した蔦重(横浜流星)は、とうとう牢に入れられてしまいます。
「かようなもの(本)は二度と出さぬと誓え!」と迫る松平定信に、蔦重は「庶民は、清冽な水(定信の政治)よりも、元の濁った水の(田沼の政治)ほうが住みやすいと思っている」と、市中に広まる落首を例に挙げ、痛烈に批判しました。
江戸一番の本屋としての矜持、自害した春町への思い、貧困地獄に陥りそうな吉原の救済……いろいろな思いを背負い、平賀源内(安田顕)の「心の思うままに、我儘に生きる」の言葉を胸に突っ走る蔦重。そんな彼を「我儘な人間」と評する声もあります。もちろんその通りなのですが、この生き様だからこそ蔦重という人間が現代でも愛されているのでしょう。
【前編】の記事はこちら↓
『べらぼう』”禁句”をぶつけた蔦重の戯けにプライド高き松平定信が大激怒!互いの胸中を考察【前編】【後編】では、突っ走る蔦重と定信を戒める周囲の人々。そして、前段未聞の大ピンチに陥りつつも、「そうきたか!」とピンチをチャンスに変える蔦重マジックの凄さなどを振り返り、考察してみました。
