『べらぼう』最終回、1年間の壮大な黄表紙“蔦重栄華乃夢噺”が完結。チーム蔦重の絆と愛を考察【前編】 (3/9ページ)
源内が落とした稲妻の罰にやられる一橋治済。NHK大河べらぼう公式サイトより
「治済が亡くなったのなら(蜂須賀の家に)戻っては?」という蔦重に、「出て行ったとて、戻るところもないからな」と十郎兵衛。
「私など、いてもいなくても、さして変わらぬものであった」という十郎兵衛の言葉に目を伏せる家臣に気を遣ったのか「けれどこの暮らしも悪くない。うまいものを食べて遊んでいればいい。夢のような…」と言いつつ画を描き続けますが、表情は寂しげです。
蔦重は、この表情を見て「十郎兵衛を写楽プロジェクトの一員に加えよう」と思ったのではないでしょうか。色恋感情には鈍い人でしたが、こういうところは敏感で「どうにかしなきゃ!」と動くところがありましたよね。