『豊臣兄弟!』妻との絆に涙…いずれ秀吉に使える大沢次郎左衛門の生涯と、2つの「嘘から出た実」 (4/10ページ)
小一郎に「あんな言葉、本気で間に受けておるのか?」と言われても、笑う秀吉。
たぶん、元康の言葉を100%信じたのではなく、「行動あるのみ!」という言葉が、己にフィットしたのでしょう。
史実では、“体格にも腕力にも恵まれた偉丈夫”ではなかった、小柄な秀吉。強者に力でかなわない分、機転・人たらし力・行動力・柔軟性は誰よりも優っていたといわれています。
嘘だろうが、適当だろうが、その言葉を自分の力にしてしまう秀吉の、こんなたくましさやプラス思考の貪欲さが、天下人へと導いたのではと、感じる場面でした。
そっくりと評判の斎藤道三(麿赤兒)。NHK大河「豊臣兄弟!」公式サイトより
“鵜沼の虎” 大沢次郎左衛門の実像とは?さて、今回注目された髭面のキャラが印象的な大沢次郎左衛門。
実在の人物ですが、生没年は不詳。はっきりとした資料などは少ないようです。
江戸時代の『本朝武功正伝』には、身長は2m以上の偉丈夫で「34人力」とうたわれた剛の者だったとか。
“鵜沼の虎“と呼ばれるほどの槍術の達人だったそうですが、ドラマでは「礫(つぶて)/石」の名人で、百発百中で敵を倒せる人物として描かれています。
同じく江戸幕府が編纂した『寛永諸家系図伝』によると、大沢次郎左衛門は、斎藤氏の家臣で妻は斎藤道三の娘で、鵜沼城の城主でした。