【豊臣兄弟!】“無事を信じて待つ”身の辛さに気づいた小一郎…なのに、直に迫る悲劇とは? (5/9ページ)
次は「侍はやめて!」などと口に出しそうな自分が怖い、そんなことを言ったら小一郎に嫌われると、追い込まれた心境だったのでしょう。
失いそうになってわかる存在の大きさ熱病に倒れうなされている直。「何かできることはないのか?」とうろたえるばかりの小一郎に「ないっ!」と叱ったのは寧々でした。
「ただ祈って、信じて、待つしかない。直もそうやって戦に出たあなたのことをずっと待っていたのよ。」と言います。
小一郎の脳裏に浮かぶのは「生きていれば十分じゃ」と戦から戻った自分を抱きしめた直、「あんたにはただ生きていて欲しい」と訴えた直の姿。
彼女が危険な状態なのに、なすすべはなく、祈って・信じて・待つしかない。やっと、その辛さがわかった小一郎でした。
小一郎は、寺に行き、今まで貯めた小銭をすべて捧げ「直をお救いください」と雨に打たれるのも構わずに祈り続けます。その祈りが通じたのか、意識が戻った直。
そんな直を抱きしめ「お前の気持ちなんもわかっておらんかった。辛い思いをさせて気づいてやれなくてすまん。わしは死なん。かならず直のもとに生きて帰る。だからどこにも行かんでくれ。」と、言ったのでした。
「お主がわしの帰る場所なんじゃ。