『豊臣兄弟!』わずか10歳、あまりに残酷な結末…浅井長政(中島歩)の長男・万福丸の凄惨な最期 (5/7ページ)
さまざまな史料に書かれている万福丸
史料で、万福丸についての記述には以下があります。
▪️『当代記』
「備前守嫡子 萬福と 云有之……」で始まる部分に、
浅井備前守(浅井長政)の嫡子・萬福(万福)という者がいたが、越前(朝倉氏)に人質として差し出された。その後、越前平定後に加賀国に逃げて身を隠していたがその間に盲人となった。
そして母または祖母(信長の母)を頼ってでてきたところ近江国木本で信長の命により処刑された。
なぜ、盲人となったのか、誰に捕まったのかなどの詳細は不明です。
▪️『浅井三代記』
万福丸は浅井の小姓あがりの木村喜内之介という家臣に預けられたが、落城前夜に脱出。越前国敦賀郡のある人のもとで匿われていた。
信長は、長政のもとから無事に送り返された妹・市を呼び、「長政には男子が一人いたというが何処に行ったのか?近い親類のことで心配だ」と言いくるめて居場所を聞き出し、木村に「男子を戻すように」と手紙を出す。
けれどもそれを信用しなかった木村は「万福丸は殺した」と返信した。
さらに、信長は重ねて「良きにいたわる」という手紙を送ってきたので、木村はすでに存在がばれていることだしと万福丸を伴い、近江国木之本に出向き秀吉に渡した。